「乙野四方字2作品」感想
「君を愛したひとりの僕へ」「僕が愛したすべての君へ」の2作品。
また名前が長いので記事のタイトルは作者様の名前を使いました。
この2つなんと、どちらから読むという決まりがなく、どちらから読むかによって読後感が全く違います。
どちらもひとりの男の一生を描いたものですが、それぞれヒロインが違います。
ぼくは「〜すべての君へ」から読みました。こちらはヒロインの和音と恋するお話で、少しトラブルもありますが、これを"後に"読めば、きっと穏やかな読後感に浸れるでしょう。
「〜ひとりの僕へ」のヒロインは栞です。多くは語りませんが、こちらを後に読めばきっと穏やかな気持ちでは終われないでしょう。
読後感の違いは、"どちらの物語のヒロインを読者は好きになるか"の違いだと思っています。そういう話の作り方をされています。
もちろんぼくの好きなヒロインは栞です。だから読む順番を間違えたとは思いません。みなさんにもこの順番をお勧めしておきます。
「滅びゆく世界」感想
タイトル長いので省略
とにかくイラストがきれい!久しぶりに表紙買いしました。
表紙にもなっているリルネがとにかく可愛い。銀髪ツインテで某シンデレラを連想してしまったので、僕の脳内ではcv.内田真礼で台詞が流れます。
ちなみに彼女の年齢は15(+15)で実質三十路だと作中では言っておりますが、15歳までの人生を2回繰り返してもあんまり大人にはならないよなーと(勝手に)思っているので問題ありません。むしろ精神だけ大人な15歳とか興奮します。
もうひとりのヒロイン、スターシアも可愛い。不幸属性のヒロインが2人に拾われてニコニコしてるのは萌えます。あとエロいです。
内容はなろう系ですが、1巻の時点では主人公のジンはあんまり俺Tueeeeしてる感じではなく、でもまだまだ力を秘めてる感じ。リルネはわかりやすく魔法職、それも天才ですが敵が強すぎましたね。彼女の覚醒には期待したいです。
カクヨムで3章まで(1巻は2章の序盤まで)読めますが、イラストが素晴らしいので是非文庫版を買って欲しいです。ぼくは続刊がでるまで読まないことにしました。
そのうちこの作品のSS的なものを書くかも。ちなみに二次創作は基本的にエロになると思いますので苦手な方はご遠慮ください。
「ラノベのプロ!」感想
初投稿です!
どれから投稿するか迷った挙句、こういう活動をするモチベーションを上げてくれたこの1冊からにしました。
近年よくみかける、いわゆる「ラノベ作家モノ」です。
大学生の身で年収2500万て……誰がみても天才で勝ち組じゃねえか……!そんなステータスをもっていても上をみては嫉妬し、下をみては焦り、向上心と残念感にあふれたいい主人公だと思います。
幼馴染のユマも可愛いです。こんな可愛くて家事ができてついでにおっぱいが大きい女の子に通い妻してもらうとか主人公しねうらやましい。
あとは後輩中二(厨二)作家のエヴァちゃん。厨二ヒロインは何故こんなにも愛しいのだろう。
作家モノ特有のあるあるネタや熱い創作論、厨二談義が詰まっているので、好きな方にはぜひオススメしたいです。